磨き傷・オーロラマークについて
今回は磨き傷に関する事例をご紹介したいと思います。
車の塗装面のトラブルで良く聞く話で、下地処理や仕上げの磨きの際に、適切な磨きが出来ていなかった、或いは、磨き処理が不完全であったことで付いてしまう、磨き傷・オーロラマークというものがあります。
下記画像をご覧下さい。
ボンネット全体に無造作に磨かれた傷が観受けられました。
こちらはフェンダーですが、やはり磨き傷が確認できます。
そして、ドアです。モヤモヤと白く写り込んでいる傷が、いわゆるオーロラマークです。
オーロラマークについて、もう1件別の事例をご紹介します。
こちらは新車ご納車後、程なくしてのご入庫を頂いた車両です。
そもそもオーロラマークとは、研磨剤(コンパウンド等)の研磨粒子の傷と光の干渉によって起こる現象であり、このようにホログラムに似た色合いに見える事から、この俗称が付いております。
これらは全て人為的な磨き処理によってついてしまったものです。
原因として挙げられる事の一つに照明があります。
蛍光灯照明のみ等は論外ですが、照明設備がきちんと備わっていない環境の作業場では、光のあたる角度や見る方向によって、このような傷をしっかりと把握することが出来ずに、見落としてしまっているという事があるのです。
これは、どんなに熟練の磨き職人でも照明設備がしっかりと備わっていない環境下では、綺麗に磨くことは困難です。
このような点を鑑みて、当店では、天井・壁掛式・据置型・ハンディタイプ全ての照明にLEDを採用しています。様々な角度から照射し、そして、目視確認にて傷を見落とすことなく磨き処理が可能な照明、それがLEDです。
そして、もう一つの原因としては、適切な工具及び技法でない磨きによるものだと思います。
これらの磨き傷・オーロラマークは、磨き処理が不完全である場合・誤った研磨機材の選定・誤った磨き方法等によって、付いてしまいます。
残念ながら、これらを充分に把握できていない業者さんがいるのが現状です。
当グループ独自の下地処理技術では、磨き傷・オーロラマークを残さない処理方法を確立しております。
高度下地処理技術「Revolt adjust system」に関してはコチラをご覧下さい!
下地処理後の画像となります。
上記のような事例は決して珍しい事ではありません。
鈑金塗装もコーティングも仕上がりのクオリティは千差万別です。
他業者さんでコーティングをしたが、なんだか仕上がりがパッとしない。
鈑金塗装に出して戻ってきたら、磨き傷が出来ていた等々。
磨き傷・オーロラマークに関して、お困りの方は是非一度、当店にご相談下さい。