- 洗練された技術で愛車を守る -リボルト新潟

高度下地処理技術「Revolt ajust system」

【ガラスコーティング】とは、ボディにコーティング剤を施工することで塗装面を保護し、また最大限の艶と輝きを創出するものであります。

しかし、いきなりコーティング剤を施工するわけにはいきません。

最適な下地処理をすることによって、はじめて【ガラスコーティング】の効果が発揮されるのです。

我々の仕事の中で非常に重要度の高い作業が、ボディ表面を綺麗に整える為の【下地処理】の工程であります。

リボルトグループでは、長年の蓄積された技術と、グループ内の様々な情報を統合収集し、「Revolt adjust system(リボルト アジャスト システム)」という独自の下地処理・施工方法技術を確立しました。
個人店ではとても対応しきれない様々な地域独自の気候情報、メーカー情報、塗装メーカー情報など一元管理されたグループメリットを活かし、リアルタイムに対応していく事が出来るのが特徴です。

従来の下地処理方法では傷の除去に粗めのコンパウンドから仕上げの磨きへと数段階の工程が必要でしたが、「Revolt adjust system(リボルト アジャスト システム)」では基本的には1工程にて、傷・シミ取りから仕上げまで行う事が可能となりました。
これは専用の研磨機器と独自の研磨剤を使用した特別な【研磨技術】により実現可能となります。

塗装表面には限りがありますから、いかに塗装を守る下地処理ができるかが重要となります。

今回は、下地処理技術の検証を行っていきたいと思います。

テスト車両として当店の代車を用意しました。
この車は初年度登録から今年(2014年)でちょうど10年目となります。
検証箇所はボンネットを用いて作業していきます。

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長年の使用により無数の洗車傷やスクラッチ傷が多数観受けられます。
映り込むLED照明も傷に引っ張られるような感じでぼんやりとしていますね。

それでは、下地処理の前に、膜厚計による計測を行ってみましょう。

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ボンネットの各箇所を5回計測したところ、平均値となるaverageは「135μm」という結果でした。

それでは、この膜厚の数値を充分に頭に入れた上で、研磨作業を行っていきます。

ビフォー・アフターが分かるように、正面から見て、左側のみ下地処理を行いました。
右側は全く触れていません。

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状態をより分かりやすくするため、左右側からそれぞれ撮ってみました。

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ボンネットの左右にそれぞれ映り込む中央部分のスポット式LED照明にご注目下さい。
右側と対照的に下地処理を行った左側はクッキリと映り込んでいます。

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それぞれを拡大してみるとよく分かります。
下地処理後は線傷が消え、LED照明が鮮明に映り込み、塗装に深みが出ているのがお分かり頂けると思います。

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それでは、下地処理後の塗装膜を【膜厚計】にて計測してみます。

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念を入れて先ほどより若干多めに計測しましたところ、平均averageは「134μm」という結果でした。
やや深い傷がありましたが、研磨した塗装面は最小限に抑えることができました。

研磨した膜厚は、平均で僅か「1μm」程度ということになります。

以上のことから、ガラスコーティング前の下地処理は適当に磨けば綺麗になるという程、生易しいものではありません。長年の経験と知識、技術ネットワークによって支えられたものなのです。

塗装の膜厚というのは、有限ですので、磨く際には最小限の磨きに留めなければいけません。

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その他の施工例もご紹介致します。

こちらは、初年度登録から3年程経過した欧州車のボンネットです。

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蓄積された頑固なシミ・線傷が無数存在する事で、部分的に白くぼやけた箇所が観受けられます。
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拡大して良く見てみると、塗装本来の艶感が損なわれているのが分かります。
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下地(塗装)の限りある塗膜を充分に配慮しつつ、塗装本来の艶・光沢を引き出していきます。

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やみくもに磨けば綺麗になるわけではありません。
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メーカー・車種・塗色に合わせた最適な処理を行う必要があるのです。
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この最小限の膜厚の磨きで、最大限の塗装の艶を引き出すというのが、リボルトグループ独自の高度下地処理技術「Revolt adjust system(リボルト アジャスト システム)」なのです。

新車・経年車問わず、ガラスコーティング施工の前には、最適な下地処理を施す事をお薦め致します。