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新車に下地処理が必要な理由

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車の塗装の「膜厚」は、メーカーや車種により差はありますが、おおよそ平均で「100ミクロン」程の厚みしかありません。これは、分かりやすい単位でいうと、「0.1mm」程しかないのです。物に例えるとすれば、コピー用紙1枚分、或いは髪の毛1本分位でしょうか。

以上のように、非常に繊細で薄い塗装の「膜厚」ですので、出来れば研磨等はしたくありません。
しかし、塗装本来の輝きを引き出す上で、下地処理は必須の作業であると言えます。

また、新車であっても、塗装の「くすみ」や「色ボケ」というのは、存在します。これらを解消して、塗装本来の輝きを引き出す上でも、下地処理は必須の作業であると言えます。
作業内容は公表出来ませんが、当グループの下地処理は、上記に述べたように、限りある「塗装膜」であるからこそ、出来るだけ削ることなく、塗装本来の最大限の美観を引き出す手法、高度下地処理技術「Revolt Adjust System」によって行います。

また、新車であっても、オーナーの手元に来るまでに、様々な人の手に触れられます。実際、新車で持込まれたお客様のお車に、ご納車前に慌てて汚れを拭き取ったのでしょうか、既に引っ掻いて出来てしまった線傷を見つけたことがあります。
更に、新車として納車されたお車でも、暫くモータープールにストックされた状態(いわゆる青空駐車保管)であったケースもあります。これは、既にボディの至るところに、雨滲み等のイオンデポジットが付着してしまっている事も御座いました。

上記の事象を踏まえた上で、当店ではたとえ「新車」であっても、下地処理を行った上でコーティングを行っております。作業にかけるウェイトとしては、下地処理が約7~8割で、コーティング施工に対しては2~3割の比率であります。コーティング作業を行う上で、下地処理が如何に大切かをお判り頂けると思います。

何より「論より証拠」です。下記に新車の下地処理作業例をご紹介いたします。

まず、こちらのお車は、新車ご納車日当日にお持込み頂きましたので、雨滲み等はなく状態は良好ではありました。

下地処理前のボンネットの画像です。一見すると全く問題なく綺麗な塗装面です。

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この塗装面を無駄に研磨することなく、塗装面を充分に配慮しながら、下地処理を施していきます。
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下地処理前の画像と比較すると、LED照明の輪郭がはっきりと映り込んでいるのがお分かり頂けると思います。

次のお車の画像をご紹介します。こちらのお車も、新車ご納車後、程なくしてからお預かりしたお車で、車内は新車の香りがぷんぷんとします。
綺麗に脱脂洗浄をした状態のボンネットです。全体としてはとても綺麗ですが、映り込む照明は全てぼんやりとしていますね。

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拡大すると良く分かります。
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この状態を良く確認し、丁寧に且つ、無駄に塗装面を削ることなく、下地処理を行っていきます。

こちらが下地処理後のボンネットの画像です。

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拡大しますと、LED照明全体がくっきりと映り込んでいる様子がお分かり頂けます。
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こちらの画像はルーフの下地処理前の画像です。

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下地処理を行うと、LED照明の輪郭もはっきりと分かるほどになりました。
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最後はドアです。ビフォー・アフターが分かるように、左側(前部ドア側)のみ下地処理を施した状態です。右側は未処理です。
そして、同じスペックのスポット式LED照明をそれぞれに照射してみます。
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パッと見の塗装面には、大きく変わった様子は無いように思えますが、やはり左側(前部ドア側)の方のLEDの電球の粒が際立って見えるのがお分かり頂けると思います。

以上のように、たとえ新車であっても、丁寧に下地処理を施すことで、肉眼では確認できない微細な凹凸や表面の汚れを綺麗に除去することができます。
そして、色ボケを解消し、そのお車の塗装本来の輝きを引き出すことが出来るのです。

外的ダメージの少ない「新車」時であるからこそ、最適な下地処理を施すことをお薦め致します。